琴平町観光協会観光スポット

琴平町観光協会 > 観光スポット > こんぴら文学散歩道

こんぴら文学散歩道

弥次さん喜多さんが登場する

金毘羅参詣続膝栗毛 (こんぴらさんけいぞくひざくりげ) 

「東海道中膝栗毛」で有名な戯作者十返舎一九は、前作同様弥次郎兵衛と喜多八を大阪から讃岐金毘羅へと向かわせる。
江戸を出発して大阪で旅を終え帰国するはずだった前作の続編で、ひょんなことから金毘羅を目指すことになる。
海路丸亀に渡り街道を行くのだが、旅籠屋・茶屋など道中で出会う人達との間で交わされる会話や仕草が滑稽で、中でも方言の応酬は面白い。

西遊記の翻訳版

金毘羅船利生纜 (こんぴらぶねりしょうのともずな) 

「南総里見八犬伝」で有名な戯作者滝沢馬琴も金毘羅に関する作品を何点か残している。
その中でも『金毘羅船利生纜』では、金毘羅に向かう船中で、旅人が同乗客に金毘羅の本地を語り始めるという設定で、話は日本と中国、また時空を超えてSF小説ばりに奇想天外に展開していく。
孫悟空が登場する「西遊記」の翻訳版。
ちなみに孫悟空が生まれたといわれる花果山が象頭山という設定になっている。